研修案内

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整形外科とは

顔写真:尾﨑 敏文

整形外科とは、運動器を構成する組織、すなわち骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行なう科です。整形外科が担う守備範囲は、外傷(スポーツ外傷・障害含む)、退行変化、腫瘍、炎症、代謝疾患、先天異常、骨系統疾患、末梢・中枢神経麻痺などきわめて広いものです。また、2002年の「国民衛生の動向」(厚生統計協会編)によると、国民の有訴率の第一位は腰痛、第二位は肩こり、第三位は手足の痛みで、運動器関連症状が上位を占めています。実際の病院の外来では、整形外科患者さんは大変多く、特に一般病院の外科外来の患者様の約2/3は整形外科の患者様でしょう。このように整形外科の社会的な需要は極めて高いといえます。近年、スポーツ愛好者も多く、スポーツ外傷も増加しています。また、日本は世界一の長寿国となり、高齢者の骨折対策やQOLの問題など、整形外科医に対する多方面から期待は大きいものです。

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